佐野元春 3.12 「元春35周年キックオフ・イベント」レポート

佐野元春 3.12 「元春35周年キックオフ・イベント」レポート

佐野元春デビュー35周年のキックオフ・イベント「Tonight Show Featuring Motoharu Sano」が、3月12日、東京・恵比寿リキッドルームで開催された。二部構成の前半は元春とコヨーテ・バンドによるライブが行われ、「ポップ・チルドレン」の新バージョンや、リリースしたばかりの新曲「君がいなくちゃ」など、コヨーテ最新サウンドが目白押しのステージとなった。
二部は打って変わって、本日の司会進行を担当する落語家、立川志らべの登場。元春の大ファンというだけに、的を得たマクラで客席を沸かせた。古典落語「初音の堤」をベースに、殿様を元春に代えた絶妙な噺しを披露。会場は驚きと笑いに溢れた。

二部では35周年アクションの予定を発表。ファン待望の新作アルバムは2015年初夏にリリース。また2016年春には、元春のソロ名義となるもう一枚の新作アルバムが控えているという。前回のアルバム「Zooey」の熱が冷めやらぬなか、新作の発表が今から楽しみだ。

35周年コンサートは、趣向の異なる3つのライブ形態で全国を回る。パート1は東京・大阪ビルボード3カ月連続公演「Smoke & Blue」。パート2は地方都市を中心としたライブハウス・サーキットと夏のロック・フェス参加。そしてパート3は全国主要都市を巡る大規模な35周年アニバーサリー・ツアーとなる。

また、今年で発足20年目を迎えるMoto's Web Serverの新リニューアル計画が進行中であることを発表。FacebookやTwitterなどを活用した活動レポートをさらに充実させるほか、新作アルバム発表時には映像コンテストなど、ファンが参加できる楽しい催しも予定されているとのこと。

　そのほか、書籍「佐野元春音楽詩集」の刊行、コヨーテ・バンドのアルバム・プロデュースなも視野に入れているとのこと。

このように盛り沢山の35周年アクションだが、元春の言葉には自信に溢れていた。新作もライブもとても楽しみな一年間になりそうだ。