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美空ひばりさんと“競演” [HEATWAVE(山口洋)]

美空ひばりさんと“競演”

 昭和を代表する歌姫、美空ひばりさん(享年52)の二十三回忌を記念し、東日本大震災の被災者を応援する公演「だいじょうぶ、日本!~空から見守る愛の歌~」が11月11日に東京ドームで開催される。ひばりプロダクション社長で長男の加藤和也氏(40)が9日、都内で発表した。東京ドームでは、闘病生活から復活した88年4月11日の公演以来となる。

 和也氏は「もしも今、母が生きていたら何をするだろうか、と考えた。鎮魂と復興という意味を込めての公演にしたい」と開催の意図を説明。テーマは「親子3代を歌でつなぎ、いつまでも被災者の気持ちに寄り添い愛を贈り続けること」。この趣旨に賛同し、アーティストが世代やジャンルを超えて競演する。

 この日発表されたのは雪村いづみ(74)、郷ひろみ(55)、AKB48ら16組。ひばりさんの名曲や各歌手の復興支援ソングを中心に歌い、ひばりさんも生前のVTRで“出演”する。

 家族ぐるみで親交の深かった郷は「僕の中ではもう23年もたったのかという感じ。心から復興を願いつつパフォーマンスしたい」と抱負。「川の流れのように」を作詞した秋元康氏(55)がプロデュースするAKB48の渡辺麻友(17)は「ひばりさんの名曲にチャレンジしようとレッスンを重ねています」とコメントを寄せた。

 また、和也氏は23年前の公演を引き合いに「当時ご覧になった方は驚かれると思います」と述べ、演出を再現する可能性も口にした。収益の一部は復興支援金として寄付。被災者の招待や被災地でのパブリックビューイングについても「前向きに考えたい」としている。

 ▼出演者 五木ひろし、AKB48、EXILE、岡林信康、郷ひろみ、倖田來未、小林幸子、近藤真彦、氷川きよし、平井堅、平原綾香、藤井フミヤ、ミッツ・マングローブ、HEATWAVE、雪村いづみ、ゆず

 【88年4月11日VTR】大腿骨骨頭壊死(えし)と慢性肝炎の約1年の闘病生活を経てステージに立った。前月にオープンした東京ドームではTHE ALFEE、ミック・ジャガーに続くこけら落とし公演。約5万人を前に「終わりなき旅」から歌い始め、39曲目の「人生一路」まで約2時間の熱唱で復活劇を遂げた。その後体調が悪化、1年2カ月後の89年6月24日に亡くなった。

 <十七回忌は武道館>三、七、十三、十七回忌のそれぞれの節目にはメモリアルコンサートが開催されてきた。十七回忌の05年6月24日には日本武道館で公演。ひばりさんの生前のVTRに加え、雪村、五木ひろし、「モーニング娘。」らが名曲の数々を歌い、最後は「川の流れのように」を全員で合唱した。




9日、千代田区内幸町の帝国ホテルで美空ひばり23回忌記念 東日本応援コンサート「だいじょうぶ、日本!~空から見守る愛の歌~」制作発表記者会見が行われ、AKB48、EXILE、郷ひろみ、倖田來未、近藤真彦、平井堅、平原綾香、藤井フミヤ、ゆずなど豪華アーティストが参加することが発表された。

 1989年6月24日、昭和の大スターである美空さんが、52年という短い生涯を終えてから今年は23回忌という節目の年を迎える。この年にくしくも東日本大震災が起きた。こんなとき、美空ひばりだったらどうするだろうと協議してきたという関係者たちは、「親子3世代を歌でつなぎ、いつまでも被災者の気持ちに寄り添い、愛を送り続けること」を発信する本イベントを開催することになった。そして本イベントには、五木ひろし、AKB48、EXILE、岡林信康、郷ひろみ、倖田來未、小林幸子、近藤真彦、氷川きよし、平井堅、平原綾香、藤井フミヤ、HEATWAVE、ミッツ・マングローブ、雪村いづみ、ゆずというジャンルを超えた豪華アーティストたちの競演が実現することが発表された。

 プロデューサーの秋元康が、美空さんの「川の流れのように」を作詞した縁から、参加することが決定したAKB48。この日は彼女たちからビデオコメントが寄せられた。まず高橋みなみが「秋元先生が作詞をした縁から、わたしたちもこの大きなイベントに参加できて、とても光栄に思っております」と切り出すと、前田敦子は「わたしたちの大先輩であり、日本を代表する大スター美空ひばりさんのイベントに参加させたもらえるということで、とても感動していると同時に、とても緊張しています」と続けた。さらに板野友美が「わたしたちの世代が、次の世代に美空ひばりさんの素晴らしさを伝えられたらと思います」と意気込みを語ると、渡辺麻友は「AKB48も美空ひばりさんの名曲にチャレンジしようとレッスンを重ねています」と美空さんの名曲をAKB48バージョンで披露することを明らかにした。そして大島優子が「今回は東日本応援コンサートということで、わたしたちAKB48も「誰かのためにプロジェクト」という支援活動を行っています。少しでもお役に立てたらなと思います」と続けると、最後に篠田麻里子が「被災地の方に元気になっていただけるようにわたしたちも頑張りますので、よろしくお願いします」と会場に呼びかけた。

 会場は東京ドーム。1988年4月11日に不死鳥コンサートが行われた美空さんにはゆかりのある会場となり、美空さんにとっては23年ぶりの「凱旋」となる。株式会社ひばりプロダクションの加藤和也社長は、「今回は東日本の応援という比重が強いコンサートなので、どこまで手前みそなことをしていいのか悩みですが、当時、母のコンサートをご覧になった方は驚かれると思います」とかの伝説の不死鳥コンサートを彷彿(ほうふつ)とさせる内容になることをほのめかした。

 美空さんの歌声は戦後日本の復興のシンボルとして多くの人の希望となった。折しも23回忌という節目の年で、今度は豪華アーティストと共に東京ドームに立つひばりさんは、きっと東日本の復興に力強い支えとなることだろう。今回のコンサートの収益金の一部は、東日本大震災被災地への支援金として寄付される予定となっている。(取材・文:壬生智裕)

美空ひばり23回忌記念 東日本応援コンサート「だいじょうぶ、日本!~空から見守る愛の歌~」は11月11日東京ドームで開催予定(チケット販売は10月15日から)


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