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立川6億円強盗 過去2度現金車被害 [雑感]

立川6億円強盗 過去2度現金車被害

 犯罪への備えが万全なはずの警備会社が、また狙われた。東京都立川市で十二日未明、営業所から六億四百万円が奪われた「日月警備保障」(本社・千代田区)は二〇〇三年十月に約一億五千万円、〇八年十二月には七千万円近くを、それぞれ現金輸送車から盗まれていた。「事件が続いてしまい残念」。社員は苦渋の表情を浮かべた。 
 日月警備保障によると、立川営業所は二〇〇〇年から現在のマンション一階に事務所を構え、顧客の現金や貴金属、書類などを運搬する輸送業務を多摩地区で展開している。
 営業所には社員が二十四時間常住し、非常時には本社へ通報する非常ボタンもあった。しかし、今回は非常ボタンが使われず、手などを粘着テープで縛られた宿直警備員が、自分ではがして約二十分後に一一〇番した。
 〇三年の事件は、社員が多摩地区の郵便局から集めた二億数千万円を現金輸送車に載せたまま、新宿区内の同社駐車場に止め、三日後に東京中央郵便局に配送したところ、車内から約一億五千万円がなくなっていた。
 〇八年には、社員が現金輸送車を杉並区の路上パーキングに止め、約八十メートル離れた郵便局の現金自動預払機(ATM)で現金の回収や補充をしていた隙に、車から約六千九百万円が盗まれた。二件とも未解決のままだ。
 本社で取材に応じた社員の一人は「警備会社であり、常に人がいるので…」と、営業所内の防犯意識の薄さを暗に認め、「事件が続いてしまったのは社員としても残念で、おわびしたい」と消え入るように話した。
 立川署の捜査本部によると、犯行時間は午前三時ごろから約二十分。北側のドア脇の腰高窓(縦四十センチ、横五十センチ)は半年以上前から鍵が壊れており、二人組はこの窓から侵入したとみられる。駐車場側のドアは侵入後に解錠されており、現金の積み出しに使われたとみられる。
 奪われた現金の大半は、中央郵便局から預かり、多摩地区の各郵便局に配送する予定だった。郵便局では週末にかけて現金の引き出しが増えるため、月曜と水曜は多めに預かっていたという。
 防犯カメラが屋内外に数台設置してあり、二人組が麻袋を運び出す様子がかすかに写っていた。犯行に使われたとみられる車両の映像はなかったが、逃走時に現場から北へ約六百メートルのJR立川駅方向へ向かう車の明かりが写っていた。警備員は「車が発進する音を聞いた」と話しているという。
 計画性がうかがわれ内部事情に詳しい者が犯行に関与した可能性があるとの見方に、社員は「信じたくない」と言葉少なだった。
 日月警備保障は一九六五年設立。信用調査会社によると、従業員は二百人で、昨年三月期の売上高は三十一億円。関東を中心に、ビルや倉庫などの施設警備や現金輸送業務を行い、郵便局への現金輸送業務を二年前に落札した。
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