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2012年、冬、沖縄 [携帯電話SO]

僕が初めて沖縄に行った時 何となく物悲しく思えたのは それがまるで日本の縮図であるかのように アメリカに囲まれていたからです

とはいえ94年、夏の沖縄は Tシャツが体にへばりつくような暑さで 憂鬱なことは全部夜の海に脱ぎ捨てて 適当に二、三発の恋もしました ミンミン ミンミンと蝉が鳴いていたのは 歓喜の歌かそれとも嘆きのブルースか もはや知るすべはないがあの蝉の声に似たよう な 泣き笑いの歌を奏で僕らは進む

いろんな街を歩き いろんな人に出会い 口にしたさようならは数しれず そして今想うことは 大胆にも想うことは あぁ もっともっと誰かを愛したい

酒の味を覚え始めてからは いろんなモノを飲み歩きもしました そして世界一のお酒を見つけました それは必死で働いた後の酒です 戦後の日本を支えた物の正体が 何となく透けて見えるこの頃は 平和とは自由とは何か 国家とは家族とは何か 柄にもなく考えたりもしています

生まれた場所を離れ 夢からも遠くそれて あぁ僕はどこへ辿り着くのだろう 今日も電車に揺られ 車窓に映る顔は そうほんのちょっとくたびれているけれど

神は我等を救い賜うのでしょうか それとも科学がそれに代わるのでしょうか 永遠でありたいと思うのは野暮でしょうか 全能でありたいと願うのはエゴでしょうか

時の流れは速く もう三十なのだけれど あぁ僕に何が残せると言うのだろう 変わっていったモノと 今だ変わらぬモノが あぁ 良くも悪くもいっぱいあるけれど

そして99年夏の沖縄で 取りあえず僕らの旅もまた終わり 愛する人たちと 愛してくれた人たちと 世界一の酒を飲み交わしたのです

最後の曲が終わり 音がなり止んだ時 あぁ僕はそこで何を思ったのだろう 選んだ路とはいえ 時に険しくもあり 些細なことで僕らは泣き笑う

いろんな街を歩き いろんな人に出会う これからだってそれはそうなんだけど そして今想うことは たった一つ想うことは あぁ いつかまたこの街で歌いたい あぁ きっとまたあの街でも歌いたい あぁ そして君にこの歌を聞かせたい


Mr.Children

『1999年、夏、沖縄』
より



沖縄に初めて来たのは今から20年以上前だ

それから今回3度目の沖縄

その内2回は仕事で来た

東京での仕事がメインで会社都合で出張して客先へ出向き仕事する

そんな感じの会社生活

たまたま年末は沖縄で仕事になった

正直今年の師走を沖縄で過ごすとは思わなかった

ただ何の因果か俺は12月の沖縄しか知らない

そう

いままでも今回も何故か12月に来てた

俺にとって12月の沖縄は何かあるのだろうか


沖縄の現状

沖縄の70パーセントが米軍基地なんだとタクシーの運転手さんは言っていた

それって凄くない?

日本であって日本ではないそんな雰囲気

空を見上げりゃ米軍の戦闘機や輸送機がバンバン飛んでいる

毎朝フェンスの向こうの星条旗を見ながら出勤していた


そんな日々も終わる

仕事は俺の役割は無事終了

スーツケースに荷物を詰めて

東京へ帰り支度を始める


次沖縄に来るときは絶対遊びで来たい!





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